バックラッシュってなにそれ食べられるの?

 小ネタだけど、しばらく更新していないので生存確認も兼ねて。
 最近話題になっている、中山義活経産政務官の「日本女性は家庭で働くのが喜び」という発言に抗議する会ができた、という話を、「某秘密主義ML」(検索ワード)で見かけた。会といっても多分個人だと思うけど。転送して欲しいということなので、呼びかけ文を全文引用する(改行箇所は改変しています)。

中山義活政務官(民主)の発言はひどいです。
こんなバックラッシュ議員が、政府高官とは。
私も経済産業省にメールしました。

皆さん、時間があったら出してください。短文でいいと思います。ひとりの声は小さくても、たくさん集まればきっと変えられます。

下をクリックしたら送れます。
経済産業省 ご意見・お問い合わせメール・フォーム
https://wwws.meti.go.jp/honsho/comment_form/comments_send.htm#form

            中山政務官バックラッシュ発言に怒る会

ーーーー抗議・要請文(案)ーーーー

中山義活経産政務官、「日本女性は家庭で働くのが喜び」発言を撤回し、ニ度とこのような発言をしないと約束してください。

報道によれば、発言は、アジア太平洋経済協力会議APECの関連で開かれた「女性起業家サミット」の昼食会(10月1日岐阜市)でなされました。

経済産業省中山義活政務官が出席し、「日本女性は家庭で働くことを喜びとしている」などと発言。さらに日本女性が家庭で働くことを「文化だ」とも言ったそうです。「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、初めに子どものもの、次に奥さんのもの、その次がペットのもの。4番目にご主人のものを買う」などと語ったということです。

私的な場での雑談でなく、女性の社会的地位の向上のため21カ国から150人もの女性起業家が訪日しての国際会議における政府高官による発言です。事態は深刻です。

彼は後で、「差別するつもりはない」と弁解したということです(毎日)。しかし、「日本女性は家庭で働くのが喜びとしている。文化だ」との発言そのものが、差別を導き、または差別を温存することにつながります。そうした「文化」を修正していかなければ、女性が活躍することは非常に困難なのです。

女性差別撤廃条約には、男女平等の達成には、「女は家に、男は外に」という伝統的役割の変更が必要である、と明記されています(前文)。さらに、男女の定型化された役割に基づく偏見・慣習・慣行の撤廃を実現するため、社会的及び文化的な行動様式を修正しなさい、とも明記されています(5条)。

昨年夏、日本政府は、男にふさわしい、女にふさわしいとみなされている役割や任務が変わるよう働きかけなさいと、国連女性差別撤廃委員から
勧告されました(女性差別撤廃委員会・最終見解30項)。

国会が条約を批准して4半世紀がたちました。条約は国内法体制の一部です。知らないのはとても恥ずかしいことです。

何よりも、条約をまず先頭に立って守るべきは、政府の要人、すなわち中山政務官、あなたがたなのです(女性差別撤廃委員会・最終見解14項)。

中山政務官は、発言を撤回し、謝罪すべきです。その上で、女性差別撤廃条約ならびに男女共同参画社会基本法を順守するよう国民に約束してください。

以上、ここに要求します。

 これにたいして、疑問に思うことがあったのでこんな返事をしてみた。

中山義活政務官(民主)の発言はひどいです」には同感です。

というか、女性起業家サミットという場でこういう発言ができるという点で、そもそも政治家として判断力がどうかしてます。

でもこれは、「バックラッシュ」発言なんでしょうか?だとすると、この場合「バックラッシュ」とはどういう意味ですか?

「差別議員」「差別発言」で十分であろうに、「バックラッシュ議員」「バックラッシュ発言」という描写する意図がよくわかりません。

以前から反「バックラッシュ」の取り組みに関わっている人にとっては「バックラッシュ」でも十分意味が伝わるでしょうが、それ以外の人にとっては分かりにくいと思うのですが。

 返事くるだろうか。
 しっかし、「条約を知らないのはとても恥ずかしいことです」ってすごいよね。
 そのまえに、このブログが既に世間から忘れ去られていて誰も読んでいないおそれあり。ついったーでついーとをついって宣伝するか。