学者なら、ちゃんと議論をしてよね

 伊田広行さんがこんなことを言っています

「仲間内」で人の悪口をいって喜んでいるレベルや、何もかえないで高みにたって揶揄するだけの冷笑主義がWEB内には多いですが、それを“恥”とわからないのは、自分の〈たましい〉に照らし合わせた生き方ができていないからだと思います。

 自分だけ高みに立って山口さんのことを「フェミニズムをかなり誤解している」と、山口さんの主張のどこが間違いなのか具体的に一切説明すらしないで揶揄しておいて、よくこういう事が言えたものだ。人の生き方に口にあれこれ言う前に、自分の言動をなんとかできないのかな。冷笑主義は、むしろ伊田さんのこのような記述に感じられるのだけれど。
 ま、わたしに限って言えば、伊田さんを挑発するつもりでちょっと悪ノリしたジョークを書いてしまったのも事実で、その件については謝る。ごめんなさい。でも「仲間内で人の悪口をいって喜ぶ」どころか、その仲間から「それはちょっとやりすぎでは」とおしかりをいただいたわけで、わたしはいい仲間を持ったと思う。
 それに比べて、伊田さんには、周囲に何か注意してくれる仲間というのはいないのだろうか。仲間内に閉じこもって山口さんや斉藤さんからの批判に応えようとせず、それだけならまだしも特定の人を名指しして「フェミニズムを誤解している」と描写したことに対して、日本女性学会の他の幹事の人は何も言ってくれないのだろうか。自分の〈たましい〉に照らし合わせて、そういう交友関係はどうなんだろう。
 それって、日本女性学会の堕落ということは別にしても、伊田さん自身にとって非常に不幸なことじゃないかと思うんだけど。


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