2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

反論することで自己矛盾が明らかになってしまった Bruckner05 さん

わたしが前回の反論を書いたあとに Bruckner05 さんは元の記事に批判点1に対応する部分を書き足し、批判点2と3について新たな記事で再反論している。同じ物を読んでまったく違う解釈をする相手とどちらの解釈が正しいのかを論じていても結論は出そうにな…

当たり前の検証すらせずに「事実誤認だ」と批判する愚

bruckner05 さんが『バックラッシュ!』掲載のわたしの論文の内容(のごく一部)を批判する記事を書いています。 ポイントとしては3つだけ。 まず第一に、新井氏の文献が一部の論者によって曲解されて利用されているかどうかは、新井氏の文献に基づいて論証…

「オリンピックの 100m 走で日本選手が金メダルを取れない」のはゲノムに書き込まれた限界か?

本家ブログで大隅典子氏の「人種の差」というエントリを批判したのだけれど、そのとき書かなかった小ネタ。大隅さんが「バリバリの生物学者である私から見たら、オリンピックの100m走で日本選手が金メダルを取れるような日が来ることは決してないと思うし、…

ブクマコメントその他に一気にお応え

このところの議論(笑)に関連してアツくなっている人が結構いるので、みなさんにお応えします。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://macska.org/article/147 より: 2006年07月21日 enemyoffreedom 性差, 非モテ 「弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者を叩く」…

これを単なる「煽り」としか読めないならどーしようもないですが

Masao さんがまた何か書いてます。議論は全然進んでいないのでここは手短に。 しかし失礼ながら、どの記事も僕の「文脈」「意図」が汲み取られていないものになっていると感じました。 こちらは Masao さんの「意図」なんて問題にしてないわけで。作者の意図…

「ジェンダーフリーではないフェミニズムには反対」論の自意識過剰と不寛容

以下は最近本家ブログで続けている「弱者男性」論への対応シリーズの番外編。id:kmizusawa さんの「順番が違う」という記事への反論というか「違和感」を書いた Masao さんという方の「本当に抑圧されているのは誰か ?「フェミニズム」と「ジェンダーフリー…

国連加盟国のうち、女子差別撤廃条約に未批准の国リスト

某所で「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」通称「女子差別撤廃条約」について、「アメリカを含め批准していない国もある」という話が出ていたので、国連加盟国リストと女子差別撤廃条約批准国リストを付き合わせて調査。国連加盟192カ…

「女性差別」について発言するなら「男性」になるのが一番☆

The New York Times の記事「Dismissing "Sexist Opinions" About Women's Place in Science」(07/18/2006) になんだか納得いかない。「女性」として生物学者になったあと性別再判定手術を受けて男性として生きている Ben Barres 氏が、Nature に寄稿した「…

「小学生でも分かるように説明しろ」と要求するオトナ

id:sakuneko:20060717 さんがブログで ジェンダーとは? 性別における全ての概念の差。 社会的文化的性差だけではなく生物的性差も含める。 ジェンダーフリーとは? 「男性≠女性」として扱うことである。 男と女は人としての成り立ちが違うものなので、ジェ…

AA用語が政治にまで影響を与えている例

AMERICAblog経由でスティーヴ・キング下院議員(アイオワ州選出、共和党)の5月16日の演説から(以下は意訳。原文はリンク先参照。): 議長、米国において投票用紙を複数の言語で提供する理由は一切ありません。なぜなら、他国からの移民が米国市民にな…

ジェンダーの語源

2ちゃんねるでこういう面白い意見を言う人がいて 869 :ほのぼの家族@三階建 ◆4QKFONePJ. :2006/07/12(水) 08:01:30 ジェンダーが「社会的文化的に形成された性」という誤解が広まって久しい。 genderは、生得的な性も含めた概念だし、 もともとgen-は語源…