2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

川崎市の教育を考える Bruckner05 さんが喧嘩売ってきたよー

アンチ・ジェンフリ系サイト「川崎市の教育を考える会 (仮)」の上野千鶴子講演について取り上げたエントリのコメント欄で、管理人の Bruckner05 さんがわたしについて以下のようなことを言っている。 この人がダイアモンド氏インタビューをボロクソにけなし…

ミネソタ州における性犯罪者情報告知制度の記事

ミネソタ州セントポールの新聞 St. Paul Pioneer Press に12月27日付けでミーガン法に関連した記事が掲載される。ミネソタでは性犯罪で有罪になった人を再犯の危険度によって3段階に分類し、一番危険だとされた「レベル3」の人だけ顔写真や住所などの…

ブックマークのコメントに反応するのが野暮なのは分かってるけど

本家記事「開設1周年を迎える『ミーガン法のまとめ』サイトの懺悔」のはてなブックマークに以下のようなコメントが。 2005年12月29日 kwkt 『 『「まとめサイト」に書かれている情報を検証せずに鵜呑みにする人が多い』ならば「まとめサイト」で抵抗せよ、…

インターセックスについてのよくある誤解

各地のブログで見かけた誤解について。 『インターセックスは男性器と女性器をあわせもっている(両性具有)』 あわせもってません。どちらか一方に完全に分化していないか、あるいは内性器と外性器がマッチしないといった具合に混ざっているだけです。 『イ…

人違いですー

哲学版 @ 2ch より「blog 論壇スレ part7」: 762 :考える名無しさん :2005/12/26(月) 00:20:20 本田先生が、指導教官だった苅谷剛彦に、 朝日新聞書評欄の『今年の三点』に選ばれたことを 喜んでいる。 「内輪誉めと言われるかもしれないが」と断ってはい…

エンターテインメント化されたジェノサイド

大手ゲームパブリッシャー Activision が先月 PS2/GameCube/Windows PC/Xbox/Xbox360 向けに発売したMレーティング(17歳以上用)の新作ゲーム GUN にネイティブアメリカンの団体 Association for American Indian Development が抗議中、ボイコットを呼…

多様性を好意的に紹介すればそれでいいのか

以下に紹介するのは、今年の出したり受け取ったりしたメールを処理していて発掘したもの。読売新聞の記事でSEANというフェミ系の団体が子ども向けの絵本を分析して作った報告書について知り、その中で引っかかった部分についてその団体に送った意見が以…

婚外子と犯罪率の関連、その2

先に書いた記事への追加。一応、Cato Institute の Niskanen (1994) が言っている論理を説明しておくと、かれはさすがに「婚外子の増加が犯罪を増やす原因である」とは言っていなくて、「婚外子の増加に見られるような『道徳の崩壊』が、同時に犯罪の増加も…

マケイン上院議員、何やってんだよ

Arizona Daily Star の記事より。2008年の大統領選挙で有力候補とされている共和党のジョン・マケイン上院議員が MTV のニュース記事の取材で、進化論を否定する似非科学の「インテリジェント・デザイン(ID)論」を巡る論争について問われ、「IDを…

世界日報「婚外子バッシング」のネタ元を調べてみた

ちょっと前の記事だけど、メーリングリスト上で取り上げられていたので。世界日報記事「『婚外子』を奨励する内閣府国民生活白書」(11月15日)より: 今年8月の内閣府「国民生活白書」は、これらの欧米諸国では法律婚以外の事実婚・同棲(どうせい)が…

仲正昌樹「北田暁大に告ぐ--『諸君!』に出て何が悪い」に登場させられてしまった

北田さん繋がりということではないのだけれど、あまりにくだらない「諸君」2月号掲載の仲正昌樹「北田暁大に告ぐ--『諸君!』に出て何が悪い」について。驚いたのだけれど、わたしまで名指しで登場させられちゃってるの。 また、ジェンダー/セックス問題で…

上野千鶴子をディスしたエントリのフォロー

本家ブログ最新記事は上野千鶴子氏が5月に行った講演「ジェンダー・セクシュアリティ研究に何ができるか」において,上野氏が Michael, Gagnon et al. 著「Sex in America: A Definitive Survey」(1994) を間違った形で引用しているのではないかということ…

山本彰記者@世界日報、もうサイコー

爆笑記事を連発していて目が離せない山本彰記者@世界日報が、これまでにも増して暴走してるみたいです。以下は記事「DNAは残った/第二次男女基本計画のジェンダー論(1)(12月23日)より引用。 第一に、ジェンダーという言葉を「社会的・文化的に形…

思ったよりさらに酷かった「メディアがリベラル寄りに偏向」論文

先日「これはおかしい」と思って批判した Tim Groseclose et al. による「ニュースメディアはリベラル寄りに偏向している」という論文について、リベラル系メディア監視団体 Media Matters for America が詳しい分析を掲載している。わたしが批判を書いた時…

日本女性学会さん、バックラッシュ派の視線も少しは気にしてください

どうやら来年、日本女性学会が中心となってジェンダーフリー・バッシングに対抗する本を出すらしい。刊行されたばかりの木村涼子編著「ジェンダー・フリー・トラブル」を加えると、これで来年の前半までにわたしの知る限り4冊の本が出る様子。でも、日本女…

大統領候補リチャードソン知事にまたもやセコいスキャンダル

2008年大統領選挙でわたしが一番に支持しているリチャードソン知事(ニューメキシコ州)に新たなスキャンダル発生。 Albuquerque Journal の記事及びSanta Fe New Mexican の後追い記事を総合すると、リチャードソン知事は親愛の情を込めて周囲の人をや…

同性愛者を恐れる国防省

Servicemembers' Legal Defense Network の記事によると、各地の大学にあるゲイ&レズビアンの団体を国防省の情報機関が「深刻なテロリズムの恐れがある」として調査していたとか。これらの団体は、米軍における同性愛者排除に抗議する集会を開いたり抗議行…

「メディアはリベラル寄りに偏向」という UCLA 調査の問題点

UCLA の政治学者 Groseclose et al.が学術誌 Quarterly Journal of Economics で発表する論文についてのプレスリリースを読む。 The Wall Street Journal などこれまで保守派だと思われていたメディアを含め、一般の米国メディアのほとんどがリベラル寄りに…

ポートランドって緯度だと北海道くらい?みたいな

雪はまだ降ってないけど、寒いです。なのに、今日貰ってきたヒーターがちっとも暖かい空気を出さない。直接触っても全然暖かくないもんなー。いきなり故障かな。 ところで、いつのまにかキーワード山本彰ができてます。しかも詳しい。作成ありがとう。でも「…

バッシング派に騙されないための教養って必要

はてなブックマークをみたところ、本家ブログ最新記事「世界一単純なアファーマティブアクションの解説」の評判(?)は上々のようで嬉しい。もっと批判とかくると思ったけど、バッシング屋さんは見てないのかな。「わかりやすい」「おもしろい」「とっても平易…

加害者プログラムに認知行動療法が採用

id:annojo:20051214 より。 法務省にもちゃんと欧米での研究について調べている人がいるんだ。 参考:性犯罪者更生プログラム in ミーガン法のまとめ @ macska dot org

ニューサム市長の献金パーティで抗議活動、への反応

本家最新記事「『同性婚合法化運動の英雄』ニューサムSF市長の献金パーティで抗議活動に関連して、ビラ配りに対するパーティ参加者の反応について。本家記事を先に読まないと意味不明です。さて参加者の反応、大半はただ素直に受け取って何の反応も見せず…

Google がポートランドの交通機関を選んでくれた

先週のニュースだけれど、Google が地図表示の延長として公共交通機関の時刻表を組み込んで、「ここからあそこまで○時に到着」みたいに入れればどのバスや電車にいつ乗ってどう乗り継げばいいのか分かるような機能を提供しようとしている様子。で、そのパイ…

数日入院してました

また倒れた。

V-DAY の来年のフォーカスは「慰安婦」

演劇としてはどうしようもない駄作なんだけれども性暴力やDVに取り組む団体のために資金をたくさん集めていることだけは評価できる「ヴァギナ・モノローグ」、その作者 Eve Ensler さんが作った「女性への暴力」に取り組む団体 V-DAY から、こんなメールが。…

やったぜキット

iTunes Music Store で、ナイトライダーの第1シーズンが販売されてる! 欲しいけど、全部買ったら36ドルもする…

マリ・クレールの取材

さっきマリ・クレールのライターが来て、話をして帰っていきました。明日もう一度、わたしがセットアップした別の人の取材に付き合います。写真たくさん撮られたんですけど、できたら犬2匹と一緒に映ったやつ使ってくれたら嬉しいな。

アンチをつきつめた結果ジェンダーフリーに転換した論理

先日書いた「ジェンダーフリーとアファーマティブアクションの逆説」に関連して、むにゅう!さんのはてなダイアリーでちょっとおもしろいことになってます。もともとわたしの議論は、 macska: わたし自身、クォータ制には賛成ではありません。ただし、仮に「…

「男女平等バカ」って、なんだかリズムが悪いんですけど

「男女共同参画バカ」ならリズムがいいのになぁ、とそれこそバカなことを考えてしまったけれど宝島社の新刊「男女平等バカ」。表紙に「年間10兆円の血税をたれ流す、『男女共同参画』の怖い話!」とちょっと考えれば誰でも「そんな事あるわけない」と気付…

あした、マリ・クレールが取材にくる

明日はなんと、マリ・クレール誌フランス版の記者にインタビュー受けます。フェミ系じゃない女性誌に載るのははじめてです。わたし、その種の雑誌読まないのでよく分からないのですが、女性誌ジャンキーの友人によればアメリカ版の同誌は最近レズビアンカッ…