『ゆきゆきて、神軍』の原監督&小林プロデューサに遭遇

 引き続きシカゴ大学滞在中。
 今日は山口さんの授業を取っている学生とのディナー(といってもデリバリーのピザだけど)に出たところ、なぜか映画『ゆきゆきて、神軍』で有名な映画監督の原一男さんとプロデューサーの小林佐智子さんが乱入じゃなくて特別に参加していて驚いた。
 実はわたしがシカゴに着いた日にこの映画がシカゴ大学で上映されていて、週末にミシガン大学で行われる別のイベント(原一男×マイケル•ムーアトークがあるらしい)までの間滞在中ということなのだけど、なんだかすごい巡り合わせ。わたし自身、ほんの一部しか見たことがないのだけれど、映画についてはかなり詳しい内容の紹介がこちらにある
 この映画、あまりに内容がすさまじいのでちょっと偏見というか予断を抱いてしまったのだけれど、原さんも小林さんも会ってみたらごく普通の常識人で、かえって驚いた。ていうか当たり前か。わたしの友人が作った「霊柩車クラブ」(霊柩車を買い集めたり乗り回すことに萌える人たちのグループ)についてのドキュメンタリ映画について話したら「へぇ、それは面白い」みたいに反応するし、「最近は安いビデオカメラが出回るどころか携帯電話ですら映像を撮影できるようになり、若い人が大挙してドキュメンタリ作成を始めていますけど、これまで30年もプロとしてやってきたあなたたちの仕事にはどんな影響がありますか?」という質問にも真摯に答えてくれた。って、なんかすごくいい人じゃん! そんな常識人が途中で投げ出さず、あんな映画を最後まで作り上げたことが凄い。なかなかできるコトじゃない。
 ポートランドに帰ったら、ちゃんとこの映画をみてみよう。かれらによる他の映画も、もし見つかれば。