冷やし中華はじめました。

 …じゃなくて、いま水泳にハマってます。といっても立ち泳ぎというか水中ジョギングというか、そんな感じでしか泳げないんだけど。
 きっかけは、仕事がらみでスポーツクラブの会員になったハウスメイトに誘われたこと。彼女のゲストとして一緒にプールで泳いでみたら、意外と楽しい。はじめて泳ぐ前は、泳いだ後疲れ切って大変なんじゃないかとか、翌日体のあちこちが痛くなるんじゃないのかと心配だったけど、心地よい疲労感。むしろ水から出たあと元気が出てくる感じ。
 自慢じゃないけど(自慢になるわけがない)、わたしはかなり頻繁に病気で寝込んだり短期間だけど入院したりするくらい不健康。考えてみれば、こうして週に3度くらいのペースでみっちり運動するのって、大人になってはじめてのことかもしれない。
 既存メンバーと同居している人は入会金が無料になるという特典があるので、思い切ってわたしも入会した。思い切ってというのは、わたしの生活レベルからすると月57ドルの会費はちょっと無理してる感があるからなんだけど、たくさん運動して健康になってもっと仕事して収入増やさねば、という気にしてくれる。いや本当に増えるかどうかは分からないんだけど。
 このスポーツクラブのプールは去年できたばかりで、5レーン・20メートルのメインプールの他に子ども用プール、屋外プール、温水プール、そして小さなジャクジプールが設置されている。屋外プールの方はそこそこ人がいるようだけれど、わたしが利用している屋内のメインプールは人がほとんどおらず、ほぼ毎回自分だけで1レーンを占有できる。ロッカールームにはタオルやシャンプー・リンス、それから水着を脱水するための装置まで完備されているので、水着だけを持っていけばまったく不自由しない。
 市営プールは一回3ドル75セントで使用できるけど、人が大勢いてゆったり泳げないし、塩素系の強烈な匂いが強すぎる。タオルやシャンプーはもちろん自分で持って行く必要がある。それが月に57ドル払うとこれだけ良い設備が使えるというのは、世の中ものすごく不公平。腹立たしい。そう思いつつも、「2日に1回泳ぎに来れば、一回当りの料金はだいたい市営プールと同じになるぞ」と野望を抱く貧乏性のわたしであった。
 そういう貧乏な話をする一方、今わたしが一番欲しいのはこの製品。この会社は、アップルの iPod shuffle (1GB) の外見を一切変えないまま内部を防水加工して販売している。防水イヤフォンと組み合わせると、音楽やオーディオブックやポッドキャストを聴きながら泳ぐことができるという仕組み。もちろん iPod shuffle の色も選べる(←これ重要)。
 他にも iPod や他のミュージックプレイヤーを水中で聴けるようにしてくれる製品はあるけど、それらは iPod そのものを防水パックに入れるみたいな形でエレガントさに欠けるというか、泳いでいて邪魔になりそう。
 週3回のノルマが3ヶ月続いたら、自分にご褒美をあげたい…買えないけど。って、水泳の話題のはずがお金の話ばかりになってしまった。