自分で iPod shuffle を防水加工できないか考えてみる

 先日紹介した防水仕様 iPod shuffle を、自分で作ることはできないだろうか考え中。
 iPod shuffle を分解した写真はこのサイトにあった。とりあえず部品はこんな感じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1102/apple_27.jpg

 基板に5つ見える黄色い丸が iPod shuffle を操作するためのボタン。基板の横に突き出て見えるのがイヤフォンジャックで、そのあたり一帯を黄色いテープが絶縁体として巻いてある様子。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1102/apple_23.jpg

 裏側はこんな感じ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1102/apple_22.gif

 右にある大きなやつがバッテリ。
 防水仕様 iPod shuffle を販売している SWIMMAN は一体どういう改造を行なっているのだろうか。同社では防水加工済みの iPod shuffle を販売するだけでなく、既に顧客が持っている iPod shuffle を防水加工するサービスも行なっているが、その注意書きを読んだところちょっとだけ見えて来た。

Please note that due to the waterproofing process, the on/off button and the shuffle button will be stationary. The functions of these two buttons are controlled either by iTunes on your computer (shuffle feature), by simply disconnecting your waterproof headset (Off), or pushing the center button of the wheel for On.

 防水加工をすると、iPod shuffle 側面にあるオン/オフのボタンとシャッフルボタンが使えなくなるらしい。これで分かるのは、おそらく SWIMMAN は iPod shuffle の内部にフォームのようなものを注入して固めてしまっているのではないかということ。わたしがやるなら、木工ボンドのような接着剤を注入すれば良さそう。
 そこで問題となるのが、ボタン部分。中央(再生/停止)と上下左右のボタン(先送り、巻き戻し、ボリューム増減)の機能がやられては困る。そういえば、SWIMMAN サイトの注意書きにもこんなことが書かれていた。

The forward, reverse, volume increase and volume decrease, as well as the On center button will be slightly stiffer than your non-waterproofed iPod, but still fully functional--and completely waterproof!

 要するに、防水加工後これらのボタンは押した感覚がやや硬くなるらしい。つまりそこに何か異物が入れてあるということだろう。それで考えられるのは、ボタンの上に iPod shuffle のボタンの形状に丸く切った柔らかいスポンジ状のものが入っているのではないかということ。それによりボタンの下に接着剤が流れ込んで固まってしまうのを防ぐとともに、ボタンを押せるだけの柔軟性をもたせているのではないか。
 ボタンを押した感覚が硬くなるというのはこれで説明できるけど、硬すぎず、しかし接着剤が入り込まないような素材って何だろう。また、ボタン部分が可動だということはそこから水が入り込む危険もあるわけで、そのあたりどうすればいいのかちょっと考えてみなくちゃ。
 あと分からないのは、イヤフォンジャックの差し込み口はどう防水すればいいのだろうか。差し込んだまま上からボンドで固めるという手もあるけど美しくないし、SWIMMAN の製品ではイヤフォンジャックの抜き差しが可能な様子。もしかしたら内部さえ接着剤で固めて防水イヤフォンを使えば、ジャック自体は何もしなくていいのかな。
 こういった点は、SWIMMAN から1つ防水加工済みの iPod shuffle を取り寄せてみれば分かるかもしれないのだけれど、そんなことしたらその時点で目的と手段が逆転してしまう。どなたかこういうの得意な人がいたら、アイディアください。「いや、それはヤバいよ!」みたいな指摘もお願い。