共和党を揺るがすスキャンダルの中心人物、中学生時代に生徒会長選で選挙違反

昨年9月に共和党院内総務のトム・ディレイ下院議員が逮捕されて以来、最低でも10人以上の議員に汚職疑惑が及ぶなど拡大しつつあるのが、ロビイストのジャック・エイブラモフを中心とした共和党人脈のスキャンダル。それに関連して1月4日付けの Los Angeles Times がエイブラモフの高校時代の話を記事にしている。ビバリーヒルズ高校に通っていたエイブラモフはウェイトリフティングやフットボールで活躍していたスポーツマンだったとか、チャリティのための大食い競争に出たとか(そんなチャリティイベントやるなよなー)、30年前のたいしたことがない話が続くのだけれど、注目は最後の方にでてくるこの記述。

Steven Herbert, a freelance journalist who writes for The Times' sports section and attended the same schools a year behind Abramoff, recalled an early setback for Abramoff. He ran for student council president at the Hawthorne School, a Beverly Hills elementary and middle school, in 1972. Heading into a runoff election, Abramoff was disqualified for exceeding the spending limit. The principal, Herbert recalled, penalized Abramoff for holding a party, stating it amounted to a campaign expenditure that pushed him over the limit.

これによると、エイブラモフは中学生の頃生徒会の会長に立候補したのだけれど、その際自分に支持を集めようとして他の生徒を集めたパーティを開き、選挙に使ってよい金額をオーバーしたため失格になったらしい。この記事では若い頃のさまざまなエピソードの1つといった扱い方をされているけれど、中学生で既に選挙違反をしていたというのは、その後のエイブラモフの暗躍を考えた場合、もしかするとかなり重要じゃないですか?