おいバカ同盟、あんたのペエジ宣伝してあげたよ。

 某「『國語問題、シベリア抑留、歴史見直し、漫畫等の雜多な』問題を論議する『ぺエジ』」がまた何か言ってきている様子

 不敬事件で思い出したが、真の『人権侵害雑誌』週刊金曜日には悪党が自然と集まってくる。
 macskaこと小山エミ週刊金曜日に出て、日本語を解さないジョン・コラピントを騙して、記事にしたのが『悲劇の意味をすり替えたジェンダー叩き勢力』である。

 なぜか悪党にされてしまった。わたしがコラピントを「騙した」という根拠が何か一つでもあるんでしょうかね。文中で明らかにしている通り、コラピントにはわたしとは別に日本人の友人がいて、その人も八木秀次氏が書いた「解説」を読んで内容をコラピントに伝えているんだよ?

 おそらくコラピントは日独伊三国同盟の例を出して、その上で、『日本の右翼とはファシストであり、《ホロコースト》と《南京事件》を否定して、人権侵害を繰り返す集団』などと吹き込まれたのであろう。だから『版権引き上げ』が出たのであろうか。

 日独伊三国同盟がどうとかホロコーストがどうという話はしなかったけど、八木氏が当時会長を務めていた「つくる会」がどういう主張をしている団体かは説明したよ。「人権侵害を繰り返す」とかそういうバイアスがかかった内容ではなく、八木氏自身が自己紹介したとしても言ったかもしれない客観的な事実を伝えただけですが、何か問題ですか?
 自分が書いた本がいろいろな意味に曲解され利用されてしまう、それは本を出版する以上止められない。でも、その肝心の本を出版した会社が勝手に本文の趣旨を捩じ曲げるような「解説」を付けたら、そりゃ誰だってイヤでしょ。「版権引き上げ」を言い出しても全然不思議はないのでは。

 『紹介してくださったレレレのお兄様に感謝』というが『レレレのお兄様』は、谷川茂なる人物で、教育史料出版会に在籍、カンボジアの共産化の研究をし、その後なる左翼出版社を立ち上げた。
 インタヴューでは一貫してポル・ポト派の国家犯罪を擁護、賛美をした。
 マルクス・レーニン主義の《平等》のためにあの600万人を餓死させた犯罪を非難するかに見せて論点をすり替え、正当化するとはいかなる神経の持ち主であろうか。

 なんのことか分からないのだけれど、インタビューというのはこちらに掲載されているものかな? この内容を読む限り、「加害者と名指しされた側の話も聞かなければ真実は明らかにならない」と言っていると同時に、加害者の責任は明快にしなければいけない、とも言っているわけで、ポル・ポト派の犯罪を「擁護・賛美」はしていませんね。というか全然論点すりかえていないし。
 それとも、いったん「加害者」と名指しがあれば、被害者の言うことが100%全て正しくて、加害者は発言すらしてはいけないとでも? そのスタンダードは、加害者が共産主義者のときだけ適用されるのか、それとも加害者とされた側が日本軍でも適用されるのか、はっきりして欲しいところ。
 とゆーか、わたしは文章を発表するために谷川さんに雑誌編集者を紹介してもらっただけなんだけど、そんな関係ないこと持ち出されてもなぁ。

 しかしmacskaが『性分化障害』という言葉を狩ってる姿にはぞっとした。
 日本語の幅を殺すようなことだ。

 あんた馬鹿ですか? って答え分かってるけどさ。
 これは、こちらのエントリについての言及なんだと思うけど、どうして医学的に定着した用語を、それが定着した理由とともに伝えることが「言葉狩り」になるのか。
 経緯をもうちょっと詳しく説明すると、もともと「インターセックス」「両性具有」という言葉を置き換える目的で専門家によって「Disorder of Sex Differentiation」という言葉が作られて、その新たな治療プロトコルを議論するための DSD Consortium という団体が設立されたのね。そしてその団体には、当事者団体の代表数名と、各分野の医学者が40人程度集まったわけです。その時点で Disorder of Sex Differentiation を「性分化障害」と訳してそれを日本に紹介したのはわたしでした。
 ところがいざ議論をはじめてみると、遺伝学とその他の医学のあいだで「sex differentiation 性分化」という単語は違った意味で通用していることが分かりました。医科学の分野はかなり細かく分業化されているので、お互いが知らずに同じ用語を違った意味で使うということが起きるわけです。しかし、インターセックスの問題については各分野の専門家が強力して対処すべきだという合意があるなか、意味が曖昧な用語を使い続けるのは問題があるとして、議論の結果 Disorder of Sex Development と改称されたわけです。日本語に訳すと「性発達障害」ですね。
 そもそも「性分化障害」という言葉が日本で知られるようになったのは、9割がたわたしの責任。だったら、それが既に専門家によって違う用語に改称されたということを知らせる責任くらいあるでしょう。それを「言葉狩り」と呼ばれてもねぇ。別に「性分化障害」という言葉が差別的だからやめろと言っているわけでもないんだけど。

 『ホモ』という言葉=差別=階級対立=全体主義=戦争
 そんな構図が染み付き、フェミニズムイデオロギー共産主義イデオロギー)の本音が、端無くも露呈してる。

 ここから分かるように、この人は「フェミ=共産主義言葉狩り」という構図が頭に染み付いていて、全然ポル・ポトを賞賛していないのに賞賛しているように読めてしまったり、全然言葉狩りをしていないのにしているように読んで「ぞっと」してしまうという、不思議な仕組みになってしまっています。

 それにしてもどうして共産主義にかぶれると、このように……自由にものが考えられなくなるのか。

 どうしてこう反共主義にかぶれると、このように論理や現実にすら囚われないほど自由な考え方をしてしまうのか、…と言おうかと思ったけど、それじゃほかの反共主義者に失礼ですね。反共主義者であろうとなかろうとバカはバカなんだから。