「トランスジェンダーを含むヘイトクライム法案」の舞台裏、リミックス

 真相を書くと各方面に問題ありそうなので、クイズにしちゃいます。
 現在米国議会では、ヘイトクライム(特定の集団に対する憎悪や敵意を理由とした犯罪)対策法案の改正が議論されています。この改正が実現すると、人種・宗教などに加え、新たに性的指向性自認・障害を理由とした犯罪も連邦法上ヘイトクライムに含まれることになります。
 この法案を推進しているのは民主党を中心としたリベラル勢力ですが、本来ならヘイトクライム関連法案についてはリベラル派の中にも批判的な論者がたくさんいます。それは、少なくないリベラル派論者は、ヘイトクライム対策を口実とした国家権力の増長や過度の重罰化を懸念するからです。
 しかし、今回のヘイトクライム法案に関しては、特にこれまでの法案と変わらないにも関わらず、リベラル勢力内部から反対の声はあまり上がっていません。むしろ、普段はより慎重なリベラル系団体も一致して推進しています。なぜでしょうか?
 ヒント(2年前の記事): http://macska.org/article/120
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