嫌韓ブログにサヨク認定されちゃった。

 以前わたしがはてなキーワードマイク・ホンダ」を編集した件に関連して、嫌韓系らしきブログにこんな記述があった。

(1)[韓国/サヨクはてなで活動するサヨク

人権擁護活動を行っているが,中国の人権抑圧とか国内の人権状況を批判しないので批判を浴びている(下記英文参照)。また,韓国人がアメリカに永住できるように韓国人救済法案を提出した。したがって,日系とはいえコリア・チャイナロビーと思われる。

という記述をはてなの住民 macskaさんが次のように書き換える

人権擁護活動を行っているが,中国政府による人権抑圧に甘いという批判を浴びている

( ´∀`)「最近,慰安婦関連のはてなキーワードサヨク的思想の方々が書き換えているんですよね」
http://boutarou.blog103.fc2.com/blog-entry-34.html

 どうでもいいって言えばどうでもいいんだけど、集団分極化に楔を打ち込むために以下のようなコメントを書いておいた。

 こんにちは、いきなりサヨク認定されてしまった macska です。
 はてなキーワードから韓国系移民救済施策の部分を削除した理由は、以下のエントリで説明しています。
     http://d.hatena.ne.jp/macska/20070814/p1
 ここに書いてある通り、ホンダ議員が推進した救済策は、それほど非合理的なものではありません。もし仮にあなたが米国に移民したとして、自分は正当な方法で永住権を取得したと思い込んでいて、そのまま10年以上も普通に社会生活を送っていたところ、突然「あなたの永住権は無効です、不法滞在ですので強制送還します」と言われたら困るでしょう。それを救済しただけです。一応言っておくと、この救済策では何の落ち度もない「善意の第三者」だけが対象で、不正に関わった人は一切免罪されませんし、不正であったと知っていて便乗した人も救済されません。
 こうした事情も含めて、それでも韓国系移民の利益のために働いたのだからキーワードに含めるべきだと考えるなら、わたしはそれでも良いという考えです。ただし、「韓国人がアメリカに永住できるように韓国人救済法案を出した」というのでは端折り過ぎ。そのような記述だと、何か韓国人だけに不当な権益を与えたかのように読めますが、現実はそうではなく、上記の通りです。
 ですから、上で紹介したエントリでも、「これを短くまとめることができればキーワードの解説に含めてもいいと思う」とわたしは言っています。韓国人救済法案を出したという事実を記載するのが問題なのではなく、読者の誤解を誘う記述が問題であり、誤解を誘わないように短くまとめることが困難なので削除したのですね。そして、その理由を即座に自分のブログで説明しました。
 こうした行動に、何か問題があれば言ってください。

 何か反応あるだろうか。
 あと、コメント欄にこんな発言も。

macskaさんの
討議的民主主義 vs. 参加的民主主義ーー「活発に政治参加する市民」が胡散臭い理由
http://d.hatena.ne.jp/macska/20070924
タイトルだけで笑えました。
【2007/10/12 10:43】 URL | kinkarasu #VJPchhy6

 嫌韓も、集団分極化による先鋭化と意欲付けを経由した「胡散臭い、活発に政治参加する市民」の一種だということに気付いていないのかな。