ファイトバックの会からの反発

 本家エントリ「某ファイトバックの会ブログ、南北朝時代に突入&賞味期限偽装(違)」で「館長雇い止め・バックラッシュ裁判を支援する会」(通称・ファイトバックの会)ブログに見られる混乱ぶりを指摘した。
 その記事について、ファイトバックの会関係者から直接には何の抗議も反論もなかったのだけれど、内部では何やらいろいろあった様子。以下は、ファイトバックの会の「ニュー世話人ML」なるもの(どうやら世話人のあいだで桂前館長への誹謗中傷エントリについて謝罪するかどうかを巡って分裂が決定的になったため、謝罪反対派の一部の世話人だけで連絡用に作ったらしい)に掲載されたポストから引用。
 ちなみに、「ニュー世話人ML」は公開設定とされていて、誰にでも参加可能だったので、公開されたフォーラムとみなして内容を遠慮なく紹介したいところだけれど、どう見ても公開してはまずそうな個人情報も含まれているので、念のため名前は伏せておく。もし「匿名で引用するのは著作権法違反だ、きちんと著者名を明記しろ」という抗議が著者からあれば、そのようにします。
 まず、8月11日付のOさん。

2晩ぶりにパソコン(娘宅)をみたら、さっそくはねこブログに、マスカからサトウしゅういち情報が送られたとの記事が載っていました。
こわい人たちなんですね。しゅういち君いじめの人たちは。

 「さとうしゅういち」さんはファイトバックの会の関係者で、ブログ「広島瀬戸内新聞ニュース」管理人。わたしがファイトバックの会の新しいブログができたことに気付いたのは、この人がブログで「ファイトバックの会のブログが新しくなりました」と宣伝していたからだ。
 わたしは、さとうさんとは以前ブログ上で議論をしたけれども、それ以来何も関わりがないし、今回もかれのブログを見て記事を書いただけで、かれについて何かを書いたわけではない。
 はねこさんというのは「金はないけど…うさぎやweblog」を書いているブロガーで、かねてからファイトバックの会に批判的な発言をしていたけれども、わたしは彼女の意見をブログで紹介してトラックバックを送っただけなのに、どうして「サトウしゅういち情報」を送ったことになっているのか全く分からない。わたしが送ったのはトラックバックだけだし、トラックバック元のエントリには何もさとうさんの事は書いていないというのに。
 続いて、12日付けのKさんの発言。

ふじさん紹介によるマクスカさんのこちらの引越し中のブログに対する批評は痛烈ですね。途中で見せてしまったこちらも下手でしたが、わざわざそれを探し出し、あばきたてる彼女もどうかと思います。

 「途中で見せてしまった」というのは、新ブログの公開準備がまだ整っていないのに公開設定にしてしまったということだろうか。しかしわたしは、会の関係者(MLの内容からすると、新ブログ設置の中心人物)のブログで「ファイトバックの会のブログが新しくなりました」という内容を読んでそれを見たわけで、「わざわざ」探し出し、あばきたてたわけではない。大々的に発表されたものを批判しただけだもの。批判が間違いというなら別に構わないけど、批判したこと自体を「あばきたてる」と書かれてもねぇ。
 さらに、19日付けのFさん。

しかし、この間のMacskaさんの嘲笑、批判のやり方は、ぞっとしました。なんか人間味がないと感じました。井上はねこさんの批判もしかりです。
 ネット上のネチケットはいまや、崩壊していると思います。批判や議論は物事をプラスの方向に向かわせるためにするという基本が成り立っていません。
 三木さんや北村さんの桂証言に対する批判は、上記の2人のやり方と比べるとものすごくまともです。ネット上でやり合っている人は生身の人間相手ではないように思えます。

 いやー、ネチケットって言葉、久々に見たよ。ていうかそこ、「ネット上の」って言うなら普通に「エチケット」でいいんじゃないかと思うけど。
 わたしの批判を「人間味がない」「ネチケット(笑)に反する」と感じるのは勝手だけど、それと桂さんへの誹謗中傷と比べて「桂証言に対する批判はすごくまとも」と繋げるあたり、やっぱり「ニュー世話人ML」の人たちは、桂さんへの謝罪は必要なかった、謝罪すべきではなかった、という考えなのだろう。(と思ったら、上にでてきたKさんは、「会として謝罪文は出していない」とまで言っている。あの「お詫び」は、会としての謝罪ではないとでも言うのだろうか?)
 このMLはほかにもいろいろすごい発言の宝庫なんだけど、わたしと関係ないから黙っておく。