はてなキーワード「マイク・ホンダ」直しました。

 またこんな事に…
 はてなキーワードマイク・ホンダ」が明らかにおかしいので、直しました。
 修正点1

自称日系アメリカ人としてカリフォルニア州に生まれ、現在、民主党カリフォルニア州第15下院議員選挙区選出(シリコンバレーも包括)の下院議員として活躍している。

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日系アメリカ人としてカリフォルニア州に生まれ、現在、民主党カリフォルニア州第15選挙区選出(シリコンバレーも包括)の連邦下院議員として活躍している。

 修正点2

人権擁護活動を行っているが,中国の人権抑圧とか国内の人権状況を批判しないので批判を浴びている(下記英文参照)。また,韓国人がアメリカに永住できるように韓国人救済法案を提出した。したがって,日系とはいえコリア・チャイナロビーと思われる。

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人権擁護活動を行っているが,中国政府による人権抑圧に甘いという批判を浴びている(下記英文参照)。

 また戻されるかもしれないけど、あんまり酷いので。
 なお、この「韓国人救済法案」なんだけど、80年代に悪質なブローカーが移民局の職員を買収して、数百人の韓国人移民の永住権取得を斡旋したことがあったらしい。ところがそれが発覚して、買収によって不正に取得された永住権は無効だということになった。でもその移民のほとんどは相手がそんなブローカーだとは思っていなかったし、不正があったという知識もなかったはずで、ルールに則って永住権を得たのだと思って普通に生活してきた人ばかり。そもそも、買収によらなくてもいずれ永住権を取れたはずの人たちも少なくはなかったはず。そういう人たちを対象に、本来は永住権は無効になるところを今回だけ有効だったことにしちゃおう、というのがこの法案の趣旨。別に悪いアイディアではないと思うけど。
 これを短くまとめることができればキーワードの解説に含めてもいいと思うけど、「韓国人がアメリカに永住できるように韓国人救済法案を提出した」というのは端折り過ぎだと思う。
 あと、ついでに Wikipedia:マイク・ホンダを見てたら、関係ない部分が気になった。

イスラム教徒の下院議員らが米議会の伝統に反し、コーランに宣誓する(*)事に対する他の議員たちから批判に対し、「米国は多様性を受け入れなければならない」と反論する公開書簡を発表。

* キリスト教の伝統の長いアメリカでは大統領を初め、議員の就任の際には『聖書』に手を当てて宣誓するのが習わしになっている。

 これは米国の保守派が広げたデマで、事実は違う。
 そもそも大統領就任式とは違って米国議会では、聖書に手を当てて就任宣誓する慣習はない。片手を挙げ、片手を胸の上にあてるのが普通。じゃあなんでこんな論争が起きたかというと、議会内における公式な宣誓式とは別に、家族や支持者に囲まれて私的な宣誓パーティを開く議員が多くて、イスラム教徒のキース・エリソン下院議員がその私的なパーティでコーランを使った宣誓をすると決めたことに保守派が反発して、ありもしない「米議会の伝統」をでっちあげて攻撃しただけ。かれら保守派は口先では伝統を守りたいと言うけれども、ただ単純にイスラム教徒が議員になるのが気に入らないだけだとしか思えない。そもそも、キリスト教徒であっても全ての議員がその私的なパーティで聖書を使うわけじゃないし。
 最終的に、エリソン議員はかつて米国3代目大統領トマス・ジェファーソンが所有していたというコーランを議会図書館のコレクションから借り受けて使った。ジェファーソンは、聖書の記述から現実離れした奇跡の話を省き「人間イエス」の伝記だけを残した通称「ジェファーソン聖書」を編集したくらいでキリスト教徒ではなかったけれども教養人だったから、コーランは当然読んでいたのだろう。
 私的なパーティとはいえ、エリソン議員は「ジェファーソン所有のコーラン」を持ち出すことで、キリスト教が米国の伝統そのものであるという主張を覆す見事なパフォーマンスを見せてくれたと思う。