インターセックスの魔力について、ソープオペラ専門雑誌の取材を受けてしまった
スーパーやコンビニで売っているソープオペラ専門雑誌から取材。ソープオペラってのは早く言うと愛憎ドロドロな昼ドラマのことで、主婦がよく観ている。登場人物の数だけ不倫関係ができたりするアレね。
実は、わたしが行くスポーツクラブのロッカールームにあるテレビでかかっていることがあるので、わたしもたまにソープオペラを5分ほどぼーっと観てしまうことがあるのだけれど、あまりのクサさに精神的ダメージをくらってしまう。そのクサさが味だと思えるようになればあなたもソープオペラファン、という、納豆みたいなテレビ番組。
で、なんでソープオペラ雑誌の取材を受けてしまったかというと、なんでも最近とあるソープオペラでインターセックスのキャラが登場しているので、それがどこまでリアルか読者に解説したい、とのこと。ソープオペラ一般に「どこまでリアルか」を問うてはいけないんじゃないかというツッコミは封印して、回答しておいた。
それでちょっと調べたんだけど、そのインターセックスの登場人物というのは、100%男でもあり女でもあるという人で、一人だけで子どもを作ることができるばかりか、一瞬で男モードから女モードに(あるいは逆に)体を変形できる能力を持つらしい。つまり、突然胸やその他の身体のパーツを自分の意志で、瞬時に出したりひっこめたりできる。
そういう凄まじく現実にありえない能力を持つキャラとして出すなら、そういう特殊体質の人ということにしておけばいいわけで、インターセックスと呼ばないでくれないかなぁと思うのだけれど、まぁせっかくなのでインターセックスというのは本当はこうだという話をしておいた。
てゆーか、お茶目に「ああ、それはリアリティそのままですね、確かにインターセックスの人の中には一瞬で体を変形させることができる人が存在します」とか回答してやろうかと思ったのだけれど(そのまま印刷されたら笑えるしー)、編集者を騙せる自信がなかったのでやめておいた。ちょっとだけ後悔している。